保険加入義務(付保義務)とは、1,000万円を超える事業再構築補助金の補助対象経費で建物等の施設・設備等を取得した中小企業者等(小規模企業者を除く)・中堅企業等に課される、保険・共済への加入義務のことです。

保険加入義務(付保義務)とは

事業再構築補助金では、1,000万円を超える建物等の施設や設備等を取得した場合、中小企業者等・中堅企業等は、その施設・設備等を対象とした保険または共済(これらの施設・設備等を対象として、自然災害(風水害を含む。)による損害を補償するもの)に加入しなければなりません。

ただし、小規模事業者にあっては、加入義務はなく、加入推奨(保険または共済加入に代わる取組を実施すること)にとどまります。

小規模事業者とは?
小規模企業者とは、以下の業種ごとに、それぞれ該当する常勤従業員数の人数以下の会社または個人のことです。

小規模企業者・小規模事業者の要件
製造業その他業種・宿泊業・娯楽業 20人以下
卸売業・小売業・サービス業 5人以下

保険・共済の付保割合は事業規模に応じて30%・40%

保険・共済の付保割合は、以下の表の事業規模に応じて、それぞれ該当する割合となります。

保険・共済の付保割合
小規模企業者 加入推奨(推奨付保割合30%以上)
中小企業等 30%以上
中堅企業等 40%以上

なお、公募要領では、特に保険期間等は指定されていません。このため、施設・設備により、保険期間等が異なる可能性もあります。

また、補助事業実施期間終了後の補助事業実績報告書の提出時に、保険・共済への加入を示す書類を提出しなければなりません。