海外旅費とは、海外事業の拡大・強化等を目的とした、本事業に必要不可欠な海外渡航及び宿泊等に要する経費のことです。
事業再構築補助金の補助対象経費となる海外旅費とは
【意味・定義】海外旅費とは
海外事業の拡大・強化等を目的とした、本事業に必要不可欠な海外渡航及び宿泊等に要する経費
- ※1 旅費は、事務局が定める「旅費支給に関する基準」の通りとします。
- ※2 国内旅費や本事業と関係が認められない海外旅費は、補助対象になりません。交付申請時に、海外渡航の計画を予め提出していただくことが必要です。
- ※3 一度の渡航に随行できるのは、専門家含め2名までとします。
- ※4 卒業枠の場合は、事業計画期間内に「グローバル展開」を実施する場合に限ります。
参照:事業再構築補助金公募要領
海外旅費は卒業枠・グローバルV字回復枠限定
海外旅費は、海外渡航・宿泊等の費用となります。
このため、海外旅費は、海外展開が前提となる中小企業卒業枠(卒業枠)・中堅企業グローバルV字回復枠(グローバルV字回復枠)に限り、補助対象経費として計上できます。
また、中小企業卒業枠の場合は、グローバル展開要件を満たす場合に限り、海外旅費を計上できます。
グローバル展開要件とは?
グローバル展開要件の概要 |
グローバル展開とは、次の(1)から(4)までのいずれかに該当する事業をいう。 |
(1)海外直接投資 |
海外直接投資とは、中小企業等が補助金額の二分の一以上を外国における支店その他の営業所又は海外子会社等(当該中小企業等の出資に係る外国法人等であって、その発行済株式の半数以上又は出資価格の総額の二分の一以上を当該中小企業等が所有しているものをいう。)の事業活動に対する費用に充てることで、国内及び海外における事業を一体的に強化することをいう。
(応募申請時に、海外子会社等の事業概要・財務諸表・株主構成が分かる資料を提出すること。) |
(2)海外市場開拓 |
海外市場開拓とは、中小企業等が海外における需要の開拓を行うものであって、事業計画期間終了までに本事業の海外売上高比率が二分の一以上となることが見込まれるものをいう。
(応募申請時に、具体的な想定顧客が分かる海外市場調査報告書を提出すること。) |
(3)インバウンド市場開拓 |
インバウンド市場開拓とは、中小企業等が国内における外国人観光旅客の需要の開拓を行うものであって、事業計画期間終了までに本事業に係る製品又は商品若しくはサービスの提供先の二分の一以上が外国人観光旅客の需要に係るものとなることが見込まれるものをいう。
(応募申請時に、具体的な想定顧客が分かるインバウンド市場調査報告書を提出すること。) |
(4)海外事業者との共同事業 |
海外事業者との共同事業とは、中小企業等が外国法人等と行う設備投資を伴う共同研究又は共同事業開発であって、その成果物の権利の全部又は一部が当該中小企業等に帰属するものをいう。
(応募申請時に、共同研究契約書又は業務提携契約書(日本語訳。検討中の案を含む)を追加すること。) |
参照:事業再構築指針
参照:事業再構築指針の手引き
3名以上の随行の場合は2名分まで補助対象経費となる
なお、上記の※3にあるとおり、「一度の渡航に随行できるのは、専門家含め2名まで」となっています。
この点について、3名以上の随行の場合であっても、補助対象経費として申請されていれば、2名分までは補助対象経費として認められます。
このため、3名以上の随行の場合は、一切補助対象経費として認められない、というわけではありません(事務局に確認済み。2021年6月17日12:00現在)。