新規設備投資とは、事業再構築補助金の要件である事業再編等要件のひとつで、中小企業卒業枠において求められる新たな施設、設備、装置まあはプログラム等に対する投資であって、補助金額の上乗せ分の3分の2以上の金額を要することをいいます。新規設備投資は、中小企業卒業枠のみで求められる要件ですが、設備投資そのものは他の枠でも求められることがあります。
新規設備投資(設備投資要件)とは
【意味・定義】新規設備投資(設備投資要件)
新規設備投資とは、中小企業卒業枠において求められる要件のひとつで、新たな施設、設備、装置又はプログラム等に対する投資であって、補助金額の上乗せ分の3分の2以上の金額を要することをいう。
参照:事業再構築補助金公募要領
新規設備投資とは、中小企業卒業枠で求められる3つの事業再編等要件のひとつであり、中小企業卒業枠で上乗せされる最大で4,000万円の補助金額のうち、3分の2以上の金額を新規設備等に投資することです。
なお、事業再編等要件には、他に組織再編要件とグローバル展開要件があり、中小企業卒業枠では、これらの3つの事業再編等要件のうち、ひとつを満たす必要があります。
3つの事業再編等要件
- 組織再編要件
- 設備投資要件
- グローバル展開要件
設備投資そのものは他の要件でも必要
なお、この新規設備投資は、あくまで中小企業卒業枠に限った要件ですが、他の事業再構築の枠であっても、(表現は異なる場合もありますが)設備投資が必要となる要件があります。このため、「中小企業卒業枠だけ設備投資が必要」という考え方は誤解です。
具体的には、以下の要件において、設備投資またはそれと同様の投資が求められます。
設備投資等が求められる要件
このうち、製品等(製品・サービス等)の新規性要件(原則)・提供方法の新規性要件(設備・店舗の撤去・縮小が伴うサービス業等の非製造業の業態転換)のいずれかは、どの事業再構築であっても、必ず求められます。
このため、事業再構築補助金の申請では、設備投資は必須であるといえます。